昭和の刻印 変容する景観の記憶
橋、トンネル、ダムなど、日本の風景を根底から変容させたインフラ遺産。昭和を生きた人々に夢を与えた建築物やインフラ施設を写真とともにたどり、戦後の国土開発を改めて見つめなおすことで時代そのものを考えるフォトエッセイ。
■目次
・第1章 都之景 変容する都市の実相
・未来の衝撃 [都市高速道路高架橋]
・長?のダンディズム [超高層ビル]
・新陳代謝の記憶 [都市改造]
・第2章 住之景 佇まいの系譜
・集住の夢 [住宅団地]
・庭のある街 [郊外住宅地開発]
・別業の里 [別荘地開発]
・第3章 軌之景 近代の使者
・地底への招待 [地下鉄・地下街]
・高速の鉄路 [新幹線]
・頭上の軌道 [モノレール・新交通システム]
・第4章 路之景 行程の感興
・大地の縫合 [国土開発幹線自動車道]
・国見の道 [観光道路]
・付加された動脈 [バイパス道路]
・整流された道 [立体交差]
・逍遥のゆとり [歩行者空間]
・第5章 渡之景 越境の形姿
・空中の歩廊 [横断歩道橋]
・海峡の記念碑 [長大橋・海底トンネル]
・第6章 辺之景 異界との遭遇
・海辺の原動力 [臨海工業地帯・干拓地]
・渚の行方 [人工海岸]
・水辺の陰陽
川辺の修飾 [親水河川]
海辺の微笑み [ウォーターフロント再開発]
・水源地の相貌 [ダム]
・第7章 天之景 虚空という背景
・空の輪郭 [通信塔・送電塔]
・大空の玄関 [空港]
著者:窪田陽一、尾花基
出版社:柏書房
サイズ:A5
ページ数:323
発行年:2015.06
