
日本のインテリアデザイン全史
古代から現代まで、脈々と受け継がれてきた日本建築のDNAとは何か? その全貌を明らかにする1冊。日本のインテリアデザインの歴史を古代から現代まで通史的に俯瞰したはじめての本。時代区分ごとに、代表的な様式・事例を、豊富な図版とともに第一線の研究者が見どころを詳しく解説。北海道から九州まで、普段見られない建築物の内部を780点の写真を用いてオールカラーで紹介。
■目次
・第1部 古代・中世・近世
寺院の中心建築とその空間(重枝豊)
小仏堂の空間(重枝豊)
多様化した信仰の空間(重枝豊)
伽藍内のさまざまな建築空間(重枝豊)
新様式の空間(大山亜紀子)
中世和様の展開(大山亜紀子)
住居と多機能な複合空間(大山亜紀子)
茶の湯の空間(重枝豊)
大規模空間の創出と大衆化(重枝豊)
近世社殿と霊廟の空間(加藤千晶)
民家の空間(大橋智子)
・第2部 近代:明治・大正・昭和戦前
お雇い外国人と大工棟梁の時代(大川三雄)
明治日本の歴史主義(染谷正弘)
[新しい和風]の創造(大川三雄)
日本の西洋館(大川三雄)
近代和風大邸宅の世界(大川三雄)
日本建築のアイデンティティを求めて(染谷正弘)
多様化する日本の建築(染谷正弘)
モダニズム建築の登場とその受容(高木愛子・勝原基貴)
・第3部 現代:昭和戦後・平成
戦後復興の道のり(田所辰之助)
戦後モダニズムによる「和」の表現(染谷正弘)
テクノロジーの新たな展開(田所辰之助)
都市と建築の境界(田所辰之助)
モダニズムを越えて(田所辰之助)
「ポストモダン」の到来(矢代眞己)
「都市住宅」の季節(矢代眞己)
空間の巨大化と複合化(佐藤光彦)
現代建築の試み(佐藤光彦)
サスティナブルな建築をめざして 3.11以降の建築(染谷正弘)
著者:大川三雄、重枝豊、大橋智子、大山亜紀子、勝原基貴、加藤千晶、佐藤光彦、染谷正弘、高木愛子、田所辰之助、矢代眞己
出版社:柏書房
サイズ:A4
ページ数:464
発行年:2018.04