手にとるように建築学がわかる本
本書は、過去から現在までの建築に関わる要点を、日本の特殊な建築の歩みも踏まえて洗い出し、全体像をわかりやすく整理し、解説した。
第1章では、建築と建築学について概観する。建築の原点に立ち返り、建築がいつ生まれ、どのように変遷してきたのかを辿ってみる。
第2章では、実際に現在の建築学という学問で何を学び、どのような研究をしているのかを、その目的と内容を個別に見ていく。
第3章では、建築を芸術として見てみる。建築美の観点から、日本と西洋とを比較しながら、現代に至る変遷を概観する。
第4章では、建築を実現するため技術的側面が、現在どのような分野でどのように考えられているかをわかりやすくまとめた。
第5章では、建築の原点である住宅と、さまざまな建築が集まり、生活の場となっている都市という身近な場所で、建築学がどのような役割を持っているかを、実際に役に立つ知識としてまとめてある。
著者:鈴木隆行
出版社:かんき出版
サイズ:四六
ページ数:240
発行年:2004.02
