ワークサイト 29号 アーカイブする?
なぜ残すのかを問い、過去と向き合い直す。
コクヨが制作中の「生活社史」を巡る岸政彦との対話、様々な企業による「仕事の蓄積、その方法と意味」、アーカイブ施設としての図書館の役割、「公共的な歴史と個人の記憶のあいだ」を揺れ動く複数のエッセイ、そしてブックリストまで。何を残すかではなく「なぜ残すのか」を問うことで、過去との向き合い方を改めて考える一冊。
■目次
・アーカイブ・オブ・モダン・コンフリクト
矛盾と混沌の実験室
・巻頭言 記憶のマネジメント 山下正太郎(本誌編集長)
・社員の人生は社史になるか
岸政彦と語る、コクヨ「生活社史」という試み
・企業アーカイブの現在地
仕事は流れ、そしてとどまる ヤマハ/川島織物セルコン/ポーラ文化研究所
・21世紀の図書館のかたち
スノヘッタ・人と知が出会う風景
・アーカイブの哲学
円城塔/ティム・インゴルド/今日マチ子/小原一真/藤井保文
・独占か共有か、それが問題だ
情報学者・山田奨治と考えるデジタルアーカイブ
・ブックリスト
アーカイブのアーカイブ
・記憶の時代と感情の共有地 武邑光裕
著者:WORKSIGHT編集部
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:128
発行年:2025.11
