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白井晟一空間読解 形式への違犯

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生誕100年を迎えた建築家の空間に迫る!

図面と実空間のディテールに表れる空間を読み解く。今年、生誕百年を迎えた白井晟一。日本建築界の中にあって、「異端」の建築家と呼ばれていた彼だが、その言葉数の少なさとは対照的に数多くの図面を発表し、残している。また、白井晟一が語られる時には白井の哲学的思想を解き明かそうという主旨のものが多い。本書は白井晟一や彼の作品にまつわる「異端」の追随ではなく、図面を読み解くという客観的な視点で、白井晟一の建築がもつ空間の質を明らかにし、白井晟一の再定義を試みている。

■目次

・まえがき

・図面

最初の製図の時間/図面という表現

・地方

地方と建築家/高久酒造酒蔵茶室/奥田邸/稲住温泉「離れ」

・「和」

呉羽の舎/丹下健三/茶室空間と庭/軒裏/丸削り柱/天壇/「哲学的建築」と「異端」/極限の「和」-善照寺本堂/吉田五十八

・正面性

シンメトリー(左右対称)/ファサードに込められた意図/日本の柱

・「洋」

西欧と様式/ル・コルビュジエにおけるギリシャとゴシック/日本の石の空間/裂/組積造-ゴシックの彼方から/見えない柱-松涛美術館

・立面と平面

軒による家形/平面を読む/小さな空間から

・結

形式への違反

・あとがき

・作品略年表

・参考文献

著者:安原盛彦

出版社:学芸出版社

サイズ:B6

ページ数:175

発行年:2005.09