椅子さがし 建築めぐり
美術館や百貨店など身近な場所で何気なく座っていた椅子が、実はミースやル・コルビュジエのデザインによるものだった。なぜその椅子はその空間に置かれたのか。実際に座わることで今まで気づかなかった愉しみを発見するだろう。本書は、背景となる建築・デザイン史の知識を交え、椅子と建築空間の優れた結びつきを紹介する。
■目次
・はじめに
・1初期モダニズムの椅子(1940年代以前)
ワシリーチェア(丸亀市猪熊弦一郎美術館 香川)/LC1(京都国立近代美術館 京都)/LC2とLC7(芦屋市立美術博物館 兵庫)/バルセロナスツール(京都高島屋 京都)/ヨーテボリ(兵庫県立先端科学技術支援センター 兵庫)/NV-45(筑紫の丘斎場 兵庫)/椅子のある風景(埼玉県立近代美術館 埼玉、カレッタ汐留 東京、積水ハウス住まいの図書館 東京)
・2 ミッドセンチュリーの椅子(1950~60年代前半)
Yチェア(洲本市立図書館 兵庫)/ダイヤモンドチェア(国立国際美術館 大阪)/セブンチェア(横浜港大さん橋国際客船ターミナル 神奈川)/鞍型スツール(河井寛次郎記念館 京都)/PK22(豊田市美術館 愛知)/エッグチェア(国立国会図書館関西館 京都)/スワンチェア(金沢21世紀美術館 石川)/パントンチェア(オアシス21 愛知)/ラウンジチェア(東光園 鳥取)/ナカシマラウンジチェア(スキュルチュール江坂 大阪)/坐ることを拒否する椅子(岡本太郎記念館 東京)
・3 ポストモダン以降の椅子 (1960年代後半以降)
スパゲッティ(ポーラ美術
著者:竹内正明
出版社:学芸出版社
サイズ:四六
ページ数:240
発行年:2006.04
