檜皮葺と柿葺(ひわだぶきとこけらぶき)
檜皮葺とは檜の樹皮を立木から剥ぎ取り、用途に応じて切り揃えたものを、竹製の釘で留めつつ葺き上げていく工法であり、柿葺は素性のよい椹や杉、栗などの原木を30cm程度に輪切りにし、それを包丁を使って割ったものを、葺材として使用する。日本建築の美しさを形づくるうえで欠くことのできない伝統技術である。本書ではこの伝統技法を少しでも具象化し、あわせて現代の職人の置かれた立場、気質、本音などにも触れた。
著者:原田多加司
出版社:学芸出版社
サイズ:186×128
ページ数:271
発行年:1999.11
