創発まちづくり 動く・繋がる・生まれる
「まち」に関わる市民、学生、起業家、メディア、行政、コンサルタントの皆さんへ。従来、住民の先頭に立って活動を牽引するまちづくりリーダーが大きな役割を果たしてきたが、最近のまちづくりはちょっと違う。傑出したリーダーはいなくても、なんとなく集まった人々が、その時々に応じて手をつなぎ、軽々と実行に移してゆく。その際、専門家の重要な役割は、人々が集まり、相互作用で創発性を誘発する場の仕掛けであり、運営である。そんな創発的なまちづくりと、それを誘導する専門家のあり方を、広島を拠点に活動する研究者やコンサルタント、メディア、行政職員が、各々が手がけてきた事例にもとづき紹介する。
■目次
相互作用の場が生み出す創発まちづくり/若者たちの創発/SOHOの「あったらいいな」をカタチにする人肌感覚の場づくり/一緒に種を播き、さわやかな自慢話を咲かす/探知創発のまちづくり/「ひと」をつなぎ、「まち」をつなぐ/メディアが創発を後押しできるか/創発をはぐくむ行政へ/創発まちづくりの九原則/あとがき
著者:和田崇
出版社:学芸出版社
サイズ:185×130
ページ数:263
発行年:2005.12
