マゾヒスティック・ランドスケープ 獲得される場所をめざして
パブリックスペースは、作り手が与えるものから、使い手に獲得さ れるものへと変化することが求められている。それを可能にするのは、一方的に意味を与えるデザインではなく、一歩控えて場所の多義的な可能性を示すマゾヒスティックなデザインだ。都市の探査とデザインアプローチの提案から、変容するパブリックの核心に迫る。原研哉氏、塚本由晴氏らとのパブリックをめぐる対話も必読。
■目次
はじめに
Chapter 1 パブリックが揺れ動いている
Chapter 2 外部空間装置辞典
貢献するエゴイズム/民営化/寄生/副産物/上書き/にじみだし/個別化/心地よい隔たり/共有された一時性/化石化した機能/ほとんど誰もが賛成/雄大/期待
Chapter 3 獲得される場所をめざして
Chapter 4 パブリックをめぐる対話
鈴木毅/原久子/岡田昌彰/塚本由晴/角野幸博/原研哉
Chapter 5 マゾヒスティック・ランドスケープ
Chapter 6 10のスタディ・モデル
パーキングパーク/リセットリバーサイド/イワレ捏造技術開発機構/学校全体ビオトープ/エロージョナルパーク/コイン駐車場の使い道/エネルギージャンクション/樹木墓地/駅前駐輪プラザ/スキマレッド
著者:LANDSCAPE EXPLORER
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:256
発行年:2006.04
