窓から読みとく近代建築
出窓、天窓、三連窓・・・。建築のファサードを彩る窓に着目し、建物に対するその存在感を読み解きながら、近代以降、日本に根づいていった新たな建築文化の姿を浮き彫りにする。近代建築黎明期の名作や、戦前の有名建築だけでなく、街中の目立たない建物をも取り上げ、建築鑑賞に新たな視点を提供。形と機能を網羅した窓事典付。
■目次
・窓の世界へ
・第一章 窓、建築の顔をつくるもの
一 規則性を貫く/二 安定感を生み出す/三 連続する力/四 軽快なリズムを奏でる/五 デザインをつくる
・第二章 忘れられない窓
一 風景をみせる/二 安らぎを生む/三 装飾をほどこす/四 細やかな表情をつくる/五 光を感じる/六 内部空間を飾る/
・第三章 建築家のつくる窓
一 ジョサイア・コンドル/二 フランク・ロイド・ライト/三 アントニン・レーモンド/四 安井武雄/五 吉田鉄郎/六 村野藤吾
・第四章 窓の文化誌
一 遠い憧れから身近な存在へ/二 日本人からみた西洋/西洋人からみた日本/三 ガラスとサッシによる変化/四 息づく和の伝統/五 人の営みを映す
・付録 窓事典
・主要参考文献
・あとがき
・索引および所在地
著者:酒井一光
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:207
発行年:2006.04
