ドイツ 人が主役のまちづくり ボランティア大国を支える市民活動
ドイツのまちづくりに欠かせない市民協会は、日本のNPOにあたり、地方自治を育てる学校とも評される。環境保全、ゴミ収集、保育園運営など様々な社会サービスを支えているのが市民協会のボランティアたち。ユニバーサルデザインが息づき、トランジットモールで賑わいを呼ぶ、そんな暮らしやすい魅力的なまちはいかにつくられるのか。まちづくりを牽引する市民活動の意義や魅力に迫る。
■目次
・はじめに
・1 ドイツにおける市民活動
社会を支える市民協会の活動/市民・企業・行政の協同/コラム カールスルーエ市
・2 成熟したボランティア活動
ビオトープを守るリンゴジュースづくり/社会福祉団体による古着のリサイクル/環境保全協会による河川の清掃/市民参加で動物園運営/コラム トラムの復権
・3 子供・若者を自立させる社会のしくみ
子育て事情/個の自立を育む教育/世界に誇るマイスター制度
・4 高齢者・障害者がいきいき暮らすまち
高齢者介護事情/自立した生活を模索するシニアたち/まちに息づくユニバーサルデザイン/コラム 交通連盟~公共交通の新たな枠組み
・5 地方の時代を創造する
地域に密着した活字メディア/広場がつくるまちの賑わい/住民投票がまちを動かす
・おわりに
著者:松田雅央
出版社:学芸出版社
サイズ:B5
ページ数:199
発行年:2007.04
