景観まちづくり論
大きな岐路に立たされている都市計画の課題を解決する鍵が景観にあるのではないか。生活者によって共有されてきた社会的な記憶「地域遺伝子」をどのように把握し、いかに景観として表現するか。内発を軸としつつも外発をも受け入れる共発まちづくりをすすめるための理論と、実際に取り組んできた景観まちづくりの7つの事例。
■目次
・はじめに
・序 景観まちづくりの源流
・第1部 景観まちづくりの思想
景観を眺める視座/景観と景域/都市美論をこえて/場所の発見/景観まちづくりの展開
・第2部 景観まちづくりの実践
「地方の時代、文化の時代」を具現する 宮城県中新田町/保全を開発と信ずる
愛知県足助町/上流域から地域哲学を提唱する 山梨県早川町/地域遺伝子を発見し、価値づける 熊本県宮原町/まちに自律神経を通わせる 熊本県合志町/共存共栄を掲げ、町衆の力を引き出す 兵庫県城崎町/まちづくりのカタライザーを育む 神奈川県小田原市
著者:後藤春彦
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:240
発行年:2007.10
