世界の住まいにみる 工匠たちの技と知恵
世界各地に残る無名の住まい、伝統的であるがゆえに顧みもされず消え去った建築。そこには構法やデザインにおいて、地域や時代を超えた普遍性がみつかる。耐震、水害対策、木構造、井楼組、ハイブリッド構造、棟持柱、ピロティ、渡り腮、双倉、反り棟、屋根勾配、屋根形態をテーマに、工匠の技と知恵の歴史を辿り意味を探る。
■目次
1 床が横に動く住まい
2 浮上する高床の住まい
3 地震帯になぜ井楼組が残っているのか
4 鼠返しの効用
5 木を縦・横に使うハイブリッドな構造
6 棟持柱はなぜ消えたか
7 ピロティは杭なのか、柱なのか
8 渡り腮は強かった
9 双倉と「一+一=三」の空間
10 反り棟の住まい
11 屋根の勾配をどうやって決めるか
12 屋根の形と街並みのデザイン
著者:太田邦夫
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:173
発行年:2007.10
