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町家再生の論理 創造的まちづくりへの方途

セール価格 2,750円(税込)

京都の町家再生は、単なる建物の保存・利用ではない。古さの中に宿る伝統や文化に新たな価値を見出し、創造の場を育み、分断されていた市民をつなぐ、まちづくりの転換だった。町家の良さを再発見した住み手、経済価値を見出した事業者、都市計画を変えた景観政策、町家を支えた市民活動に焦点をあて、まちの活性化を考える。

■目次

・序章 京町家との出会い

第1部 町家とその住民、誰が町家を守ってきたか─診察

・1章 町家の実像

・2章 町家の住民とその暮らし

・3章 町家と住民の多様性

第2部 なぜ京都は町家を残せないのか─診断

・4章 町家を守らない理由、住み続けにくい理由

・5章 町家という建物が維持できない理由─お出入大工の喪失

・6章 町家が残らないもう一つの理由─町家事業者の窮状

・7章 町家が残らない都市計画制度の問題

第3部 京町家再生の方途─治療と治癒

・8章 何が流れを変えたのか

・9章 町家の美しさを発見した人々

・10章 町家再生店舗を始めた事業者の実像

・11章 新景観政策を後押しした市民

・12章 町家の絆を再生した市民活動

・終章 京町家から明日が見える

著者:宗田好史

出版社:学芸出版社

サイズ:A5

ページ数:231

発行年:2009.02