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広域計画と地域の持続可能性

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地域主権が具体化し基礎自治体を中心とした自治が進むと、国や府県の関与が減る分、環境や農地の保全、産業振興など、広域で取り組むべき問題をどうするかが、重要になる。多数の自治体や民間・市民など多元的な主体を結び、活動を生み出すための指針として広域計画が是非必要だ。内外の事例から立案手法まで幅広く紹介する。

■目次

はじめに

I編 広域計画とは何か

1章 広域計画と地域の持続可能性 大西隆

日本の国土・地域計画

地方分権と広域計画

地域の持続可能性

2章 広域計画の合意形成とプランニング手法 城所哲夫

持続可能な地域圏とガバナンス

合意形成と広域ガバナンス

シナリオ・プランニング

3章 地域活性化と広域政策 瀬田史彦

地域活性化の前提の変化

人口増加から機能維持への転換

地域活性化からみた広域計画の論点

生活環境維持のための広域政策に求められること

4章 広域的地域産業振興策による地域活性化戦略 松原宏

地域の自立・競争力と地域産業政策

産業立地政策の変化と企業立地動向

地域産業政策の展開

地域産業政策の新局面:地域イノベーション

広域的地域産業振興策の課題

II編 ケーススタディ

5章 広域計画の新たな展開

大都市圏の計画と課題 大西隆・片山健介・福島茂

市町村合併と定住自立圏 大西隆

県境を越えた地域の結びつき 戸田敏行

広域計画と地域ツーリズムの振興 福島茂

6章 諸外国における広域計画の経験

イギリスの広域計画 片山健介

フランスの広域計画 岡井有佳

ドイツの広域計画 瀬田史彦

アメリカの広域計画 西浦定継

カナダの広域計画 福島茂

韓国・中国の都市・広域計画 大西隆

III編 立案手法

7章 地域の現状分析 片山健介・髙見淳史

利用可能なデータ

地域の現状分析と問題の把握

8章 広域計画の立案 髙見淳史・片山健介

地域の計画目標の設定

代替的な将来シナリオの設定と評価

全体戦略の立案と広域調整

・おわりに

著者:城所哲夫、瀬田史彦、松原宏、片山健介、福島茂、戸田敏行、西浦定継、岡井有佳、高見淳史

出版社:学芸出版社

サイズ:A5

ページ数:253

発行年:2010.03