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観光のユニバーサルデザイン 歴史都市と世界遺産のバリアフリー

セール価格 2,750円(税込)

観光地内におけるユニバーサルデザインは、どのように達成されるべきなのか。第Ⅰ部では、観光地内に面的な歩行者空間を実現するための方策を、国内外の事例から探る。第Ⅱ部、第Ⅲ部では、自然・文化遺産でのバリアフリーとオーセンティシティとのせめぎあいから、求められるユニバーサルデザインについて実例を基に検証。

■目次

 まえがき

 序論 観光のユニバーサルデザイン

第I部 観光地を歩行者の空間にする

・第1章 観光交通の特性と課題

 観光交通の特性/高齢化と観光/都市地域の短時間観光行動の実態

 観光交通の問題

・第2章 観光まちづくりの交通計画

 これからの都市交通計画の考え方/観光まちづくりの交通計画の考え方

 観光まちづくりの交通計画のポイント

・第3章 街を歩いて楽しめるユニバーサルデザイン事例

 ドイツ・ブレーメン 大・中規模観光地

 イングランド・ノッティンガム 大・中規模観光地

 オランダ・デルフト 小規模観光地/イタリア・アッシジ 小規模観光地

 富山県富山市岩瀬浜 路線型観光地/三重県伊勢市 路線型観光地

 フランス・ストラスブール 歴史型観光地/神奈川県鎌倉市 歴史型観光地

 岐阜県高山市 歴史型観光地

第II部 自然のなかのユニバーサルデザイン

 自然に求めるものは「感動」

・第1章 自然環境の保全と活用のバランス

 対立する価値/豊かな自然環境:保全と活用

・第2章 自然遺産の価値

 オーセンティシティ(真実性)/ インテグリティ(完全性)

 オーセンティシティとインテグリティとの関係

・第3章 現状の保存すべき要素と歩ける空間の現状

 世界自然遺産/国立公園等/レクリエーションの森ほか

 ロープウェイ・船等

・第4章 ユニバーサルデザイン化の知恵と問題点

第III部 歴史遺産のユニバーサルデザイン-京都世界遺産を中心に

・第1章 オーセンティシティとノーマライゼーション

 歴史遺産の危機/世界遺産とオーセンティシティ

 京都の世界遺産のオーセンティシティとしての地形

・第2章 境内のユニバーサルデザイン

 山に立地する境内/斜面に立地する境内/平地に立地する境内

 地形エレメントとアクセス

・第3章 ユニバーサルデザインの現代的対応

 現代的対応とオーセンティシティ/オーセンティシティとアクセス

 現代的ユニバーサルデザインの方向性:オーセンティシティ向上のために

著者:秋山哲男、松原悟朗、清水政司、伊澤岬、江守央

出版社:学芸出版社

サイズ:A5

ページ数:222

発行年:2010.04