住環境マネジンメント 住宅地の価値をつくる
人口減少時代、古びていく住宅地は捨てられかねない。良好な住環境をいかに維持・管理し向上するかが大切になる。そこで、住宅地づくりにおいて管理の種をいかに仕込むか、都市計画・まちづくりがいかに対応すべきか、販売後も手を離さず、育てるなかで改修や中古販売、建替をいかにビジネスにするか、そのモデルを提示する。
■目次
・はじめに
・序 住環境マネジメントとは?
・1 住環境マネジメントから見た都市計画・まちづくりの問題点
魅力物を地域で所有・管理することが困難
地域で適正な土地利用コントロールが困難
地域に密着したサービス提供が困難
地域で地域の更新・再生が困難
住環境マネジメントのための新プラットホームの必要性と課題
・2 英米の住環境マネジメント手法に学ぶ
アメリカの住環境マネジメント手法
イギリスの住環境マネジメント手法
英米の共通点とわが国への教訓
・3 日本の先駆的事例を検証する
HOA型 私法的な管理と市場メカニズムの活用
借地型 私法的な管理の活用
地主組合型 農住組合制度の活用
プラットホーム型 既存組織の活用
専門会社型 不動産供給・管理会社の活用
コミュニティビジネス型 NPO等の活用
新たな主体と方向の可能性
・4 公法・私法・市場による新まちづくり手法としての住環境マネジメント論
住環境マネジメント10の法則
日本における住環境マネジメントシステムの展望
・補注
・参考文献
・関連論文
・索引
・おわりに
著者:齊藤広子
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:263
発行年:2011.03
