テキスト 文化遺産防災学
「文化財保存学」と「防災工学」の狭間を扱う、「文化遺産防災学」。学生へ向けての教科書的な役割にとどまらず、行政関係者や文化遺産管理者にも一読が勧められる書。
■目次
1. 災害を歴史的にとらえる
「可燃物の海」に漂う文化遺産
歴史災害の復原からみる減災の知恵
平安京・京都の洪水と旱魃
2. 減災に貢献する技術
歴史的街並みをつくる伝統的建築
文化遺産を守る土木技術
伝統構法建築物の耐震工学
防災に活用される情報通信技術
3. 防災・減災は市民が主役
災害体験を教訓に変える
観光都市の避難と移動
市民ワークショップで進める防災まちづくり
4. 減災のための計画とデザイン
災害時交通マネジメントの効果
文化遺産防災のプラットフォームを整備する
多様な課題を一度に解決するデザインの力
重伝建地区の防災と復興
未来への継承に必要なこと
著者:立命館大学「テキスト文化遺産防災学」刊行委員会
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:247
発行年:2013.03
