ドイツ・縮小時代の都市デザイン
産業の衰退と失業率の増加、大都市・郊外への流出による人口減少は、ドイツにおいても空き家の増加や都市環境の悪化など、深刻な課題をもたらした。そんな現実を受け止め、建物の保全改修と減築・撤去、アイデンティティの再構築、都市のコンパクト化など縮小を前提とした政策で局面を切り抜けたドイツに学ぶべき指針を探る。
■目次
・はじめに
・第1部 縮小都市とは
日本の都市・地域の縮小の実態と特徴
ドイツの都市・地域の縮小の実態と特徴
旧東ドイツの縮小政策プログラム
・第2部 縮小都市の横顔
アイゼンヒュッテンシュタット
デッサウ
コットブス
ライネフェルデ
シュヴェリーン
ホイヤスヴェルダ
ライプツィヒ
ルール地方
・第3部 縮小都市の課題と展望
縮小都市が社会環境に及ぼす影響
縮小都市が人に与える影響
ドイツから学ぶ縮小の都市デザイン
・豊かさの意味を再考し、縮小をデザインする
おわりに
著者:服部圭郎
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:240
発行年:2016.04
