ホーム ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか 近距離移動が地方都市を活性化する

ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか 近距離移動が地方都市を活性化する

セール価格 2,420円(税込)

ドイツの街は、なぜコンパクトで活気があるのか。日本のコンパクトシティは、なぜ失敗するのか。人口減少・超高齢社会に車主体の交通は成り立たなくなる。車の抑制、住宅地の高密度化、商業施設の集約、公共交通の財源確保など、移動距離の短いまちづくりによって交通を便利にし、経済を活性化するドイツのしくみを解説。

■目次

・はじめに-車がないまちの豊かさ

・1章 日本のコンパクトシティはなぜ失敗するのか

 都市計画制度が人口密度の違いを生みだす

 日本の都市の寿命は人の半生にしかならない

 人口減少が地域に与える真のインパクトを理解する

 人口動態が緩やかなドイツ

 強い地域経済をつくるエネルギーと交通

・2章 地域経済を活性化する交通とは

 交通まちづくりの社会的ジレンマ

 マイカーよりも他の交通手段を選択すべき理由

 日本の「コンパクトシティ」とドイツの「ショートウェイシティ」

 オルタナティブな交通を読み解くキーワード

・3章 ショートウェイシティ─移動距離の短いまちづくり

 なぜ、フライブルクは公共交通が充実しているのか

 モータリゼーションが破壊したもの

 自動車を抑制するフライブルク市の交通政策

 フライブルクの中心市街地を活性化する交通政策

 渋滞は交通問題ではない

・4章 マイカーを不便にするコミュニティのデザイン

 道路を暮らしのための空間へとり戻す

 シェアド・スペース─交通ルールを取り去った道路

 公共交通の空白地帯を埋めるオルタナティブ交通

・5章 費用対効果の高いまちづくりのツール、自転車

 次世代の自転車交通政策

 自転車交通の費用対効果

 活況を呈する自転車ビジネス

 進化する自転車インフラ

・6章 交通のIT化とシェアリングエコノミーは地域を幸福にするか

 拡大を続けるカーシェアリング

 自動運転車とウーバーの可能性

 ロードプライシングとITSで車は減るか?

 IoTが多様な交通を選択可能にする

 電気自動車は有効か?

著者:村上敦

出版社:学芸出版社

サイズ:四六

ページ数:251

発行年:2017.03