
まちのゲストハウス考
まちの風情を色濃く残す路地や縁側、近所のカフェや銭湯、居合わせた地元民と旅人の何気ない会話。宿には日夜人が集い、多世代交流の場や移住の窓口としても機能し始めている。商店街の一角や山あいの村で丁寧に場をつくり続ける運営者たち9人の綴った日々に、空き家活用や小さな経済圏・社会資本の創出拠点としての可能性を探る。
■目次
・chapter 1 ゲストハウスが始まるまち 片岡八重子
ことのはじまり。まちの空き家再生
人とまちとのマッチング
まちを変える頼もしいプレーヤーたち
・chapter 2 九つのまちのゲストハウス
そのまちに似合う宿をつくる人たち
ゲストハウスのあたらしい役割
・chapter 3 暮らしをつなぐゲストハウス 真野洋介
なぜ彼らのゲストハウスには人が集まるのか
滞在の先に続く日常への関心の高まり
マス・インバウンドと対極の小さな流れを掴む
小さな宿から考える、小さなまちの未来
著者:真野洋介、片岡八重子
出版社:学芸出版社
サイズ:四六
ページ数:207
発行年:2017.03