
問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション
ワークショップのファシリテーションとは「問い」と「対話」を戦略的にデザインすること。問題の本質をどう見抜くか。固定観念をいかに壊すか。どうすれば課題が自分事になるか。商品開発・組織変革・学校教育・地域活性等でファシリテーターに必要な思考とスキルを解説。メンバーを本気にさせ、チームの創造性を引き出す極意。
■目次
序論 なぜ今、問いのデザインなのか.
1. はじめに
2. 「認識」と「関係性」の固定化の病い
3. 企業、学校、地域を揺さぶる問いの技法
4. 本書の構成:課題とプロセスのデザイン
PartⅠ 問いのデザインの全体像.
1章 問いのデザインとは何か
1.1. 問いとは何か
1.2. 創造的対話とは何か
1.3. 基本サイクルとデザイン手順
PartⅡ 課題のデザイン:問題の本質を捉え、解くべき課題を定める
2章 問題を捉え直す考え方
2.1. 問題と課題の違い
2.2. 課題設定の罠
2.3. 問題を捉える思考法
3章 課題を定義する手順
3.1. 目標を整理する
3.2. 目標のリフレーミング
3.3. 課題を定義する
PartⅢ プロセスのデザイン:問いを投げかけ、創造的対話を促進する.
4章 ワークショップのデザイン
4.1. ワークショップデザインとは何か
4.2. ワークショップの問いをデザインする
4.3. 問いの評価方法
5章 ファシリテーションの技法
5.1. ファシリテーションの定義と実態
5.2. ファシリテーターのコアスキル
5.3. ファシリテーターの芸風
5.4. 対話を深めるファシリテーションの技術
5.5. ファシリテーションの効果を高める工夫
6章 企業、地域、学校の課題を解決する
ケース1 組織ビジョンの社員への浸透:資生堂
ケース2 オフィス家具のイノベーション:インスメタル
ケース3 三浦半島の観光コンセプトの再定義:京浜急行電鉄
ケース4 生徒と先生で考える理想の授業づくり
:関西の中高生とナレッジキャピタル
ケース5 ノーベル平和賞受賞者と高校生の対話の場づくり
:京都の公立高校生とイノベーションハブ京都
ケース6 博物館での問いの展示:京都大学総合博物館
著者:安斎勇樹、塩瀬隆之
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:299
発行年:2020.06