ホーム 都市の<隙間>からまちをつくろう ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた

都市の<隙間>からまちをつくろう ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた

セール価格 2,420円(税込)
日本に先駆けて急激な人口減少を経験した都市、ライプツィヒ。空き家と空き地の大量出現に大混乱する行政と市場をしり目に、<隙間>で生き生きと活動を始めたのは、資金もスキルもない「素人」たちだった。自分たちの手でまちをつくりつづける6事例の試行錯誤から、不安定な時でもシステムに頼らず生き抜くヒントを探る。 ■目次 ・序章 都市の〈隙間〉とはなにか ・都市の〈隙間〉からまちをつくるということ ・空き家・空き地を「問題の解決」で語る限界 ・アリになって都市の〈隙間〉に潜り込んでみよう 1章 都市の〈隙間〉を巡るライプツィヒの30年史  前史:革命世代と英雄都市ライプツィヒ  1990年代:縮小都市、ライプツィヒはまだ救えるか?  2000年代前半:都市に穴をあける「穿穴都市」政策  2000年代後半:空き家・空き地で盛り上がる住民の活動  2010年代:「ドイツで一番住みたいまち」のあらたな課題  4度変化したライプツィヒにおける〈隙間〉の意味 [コラム]都市の〈隙間〉に芽生えた4つの仕組み 2章 都市の<隙間>におこった5つの実践  都市の<隙間>は住民の活動に大きな役割を果たした  No.1 本の子ども 空き家と失業者がつくるクリエイティブな絵本工房  No.2 ロースマルクト通りの中庭 プライベート空間を地域に開く  No.3 みんなの庭 ゴミだらけの空き地に生まれた都市農園  No.4 ギーサー16 廃工場を占拠したスクウォッターによる文化施設  No.5 クンツシュトッフェとハウスプロジェクトLSW33      不動産市場から引っこ抜かれたものづくりのコロニー <隙間>に生まれた「素人」たちの活動 3章 日本の家:まちを「つくりつづける」素人の暇人たち  I. 黎明期:暇だから始めた「家」づくり  II. 転換期:ごはんの会の始まり  III. 発展期:さまざまな人びとがあつまる地域のリビングへ  IV. 再転換期:メンバーの交代とあたらしい体制 終章 <隙間>から見えてくる都市の未来  ・制御できないからこそ住民と行政が顔つき合わせる契機となる  ・「素人」がまちをつくることを後押しする  ・多様性と偶然性に満ちた生々しい関わり合いの舞台  ・都市の<隙間>でモヤモヤした未来を引き受ける訓練をしよう ・あとがき わたしの遊び場 神社裏の空き地からライプツィヒの空き家へ

著者:大谷悠

出版社:学芸出版社

サイズ:四六

ページ数:240

発行年:2020.10