
イギリスとアメリカの公共空間マネジメント 公民連携の手法と事例
イギリスとアメリカでは不況下に荒廃した公共空間を、民間活用、都市再生との連動により再生し、新たに創出してきた。その原動力となったのは、企業や市民、行政、中間支援組織など多様なステークホルダーが力を発揮できる公民連携だ。公共空間から都市を変えるしくみをいかに実装するか。ロンドン、ニューヨーク等の最前線。
■目次
1部 イギリス
1章 民間の力を引き出すイギリスの公民連携
1 公共空間の非営利組織によるマネジメント
2 民間の力を活かした公共サービスの提供
3 公共空間の質を保つ評価のしくみ
4 民間の都市開発による公共貢献
2章 イギリスの都市再生と連動した公共空間の再生
1 公共空間の再生を支える都市政策と組織
2 公共空間の再生を支える財源
3 BIDの導入
3章 ロンドンとニューカッスルの事例
1 キングスクロス
2 クイーンエリザベス・オリンピックパーク
3 ラッセルスクエア
4 レスタースクエア
5 ニューカッスル
2部 アメリカ
4章 アメリカの公民連携による公園のマネジメント
1 公園のマネジメントにおける公民連携
2 BIDによる都市公園のマネジメント
3 身近な公園の公民連携を促す行政のサポート
4 郊外の大規模公園の公民連携
5章 アメリカの都市開発による公共空間の整備
1 ニューヨークの容積率移転
2 ボストンの空中権の活用
3 都市開発事業者による公共空間の整備
4 公開空地の進化
6章 ニューヨークとボストンの事例
1 セントラルパーク
2 ハイライン
3 マディソンスクエアパーク
4 ブライアントパーク
5 ポストオフィススクエア
終章 公民連携による公共空間マネジメントに向けて
著者:坂井
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:236
発行年:2021.04