
イラストでわかる 建築現場のチェックポイント
構造躯体・雨漏り等のチェックポイントを解説
建物の欠陥責任について民法上の「不法行為責任」(除斥期間20年)が問われる時代に入り、設計者・施工者にとって、施主とのトラブルによるリスクが高まっている。本書は、地盤構造・構造躯体・外装仕上げ・雨漏りについて、現場での工程内検査及びメンテナンス時に瑕疵の芽を摘むためにチェックすべきポイントを解説する。
■目次
序章 不法行為責任20年時代の建築トラブル
1 欠陥建物の責任は10年で終わらない
2 欠陥建物の責任は誰が取るのか
3 裁判・調停に見られるトラブルの特徴
第1章 地盤構造編
1 地盤調査の進め方
2 地盤調査法の選定
3 住宅基礎工事のチェックポイント
4 建物沈下調査のチェックポイント
5 液状化のチェックポイント
第2章 構造躯体編
1 レディーミクストコンクリートの工場選定
2 納入伝票のチェックポイント
3 受入れ時のチェックポイント
4 打込み前のチェックポイント
5 打込み後のチェックポイント
6 構造スリットのチェックポイント
7 エキスパンションジョイントのチェックポイント
第3章 外装仕上げ編
1 外壁タイルを巡る情勢の変化
2 外壁タイルの紛争事例と設計者・監理者の責任
3 タイル張り施工時のチェックポイント
4 タイル張り建物の劣化現象
5 アフターフォローによる調査(タイル・モルタルの剥離調査)
第4章 雨漏り編
1 雨漏りの発生しやすい部位
2 屋根下葺き材のチェックポイント
3 外壁下葺き材のチェックポイント
4 通気層のチェックポイント
5 サッシ・出窓まわりのチェックポイント
6 配管まわりのチェックポイント
7 シーリング材のチェックポイント
8 結露のチェックポイント
9 雨水による床下の水たまり
10 漏水と劣化現象
11 鉄骨造の雨漏り
12 鉄筋コンクリート造の雨漏り
Column ソーラーパネルと雨漏りリスク
著者:柿﨑正義、玉水新吾、日本建築協会企画
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:236
発行年:2022.03