
スキーム図解 公民連携パークマネジメント
3方よしで「稼ぐ公園」のスキームがわかる
都市公園のコンセプトが多様化する中、民間の創意工夫を公園経営に導入する仕組みが注目を集めている。本書では、管理許可制度や負担付寄附などの公民連携の制度を活用し、行政予算の節約と収益施設の好循環、エリアの魅力向上を実現した「稼ぐ公園」の成功例を取り上げ、マネジメントのスキームや収支のありようを解剖する。
■目次
はじめに
CHAPTER 1 「稼ぐ」パークマネジメントとは
CHAPTER 2 園内施設の整備・運営
・CASE 1 上野恩賜公園 管理許可制度によるオープンカフェの運営
・CASE 2 中之島公園 設置許可制度を活用したレストランの整備・運営
・CASE 3 山下公園 コンビニ付きトイレの発想によるコストセンターからの脱却
・CASE 4 南池袋公園 地下占用料とカフェ収益による維持管理費の完全自給
・CASE 5 青葉の風テラス 地元企業体の経験を活かした公共施設での営利事業展開
・CASE 6 前橋公園〈るなぱあく〉 混合型の指定管理者制度で遊園地の利用者増を達成
・CASE 7 横浜公園・横浜スタジアム 45年前のコンセッション制度と球団・球場の一体経営
・CASE 8 万博記念公園・市立吹田サッカースタジアム 民間のイノベーションを引き出す性能発注
・CASE 9 宮城野原公園・楽天生命パーク宮城
・CASE 10 井の頭恩賜公園・三鷹の森ジブリ美術館
・CASE 11 豊砂公園 ショッピングモールの延長としての都市公園
・CASE 12 赤山歴史自然公園〈イイナパーク川口〉
CHAPTER 3|都市公園全体のプロデュース
・CASE 1 大阪城公園 施設設備を伴う指定管理者制度「魅力向上事業」
・CASE 2 天王寺公園エントランスエリア〈てんしば〉
公園が地域ハブとなったエリアの価値向上
・CASE 3 稲毛海浜公園 まちづくりビジョンを要件とした事業提案の募集
・CHAPTER 4 公民連携手法の考え方と使い方
・CHAPTER 5 公園でつながるまちづくりへ
おわりに
著者:鈴木文彦
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:220
発行年:2022.11