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北欧のスマートシティ

セール価格 2,970円(税込)

北欧の人々は理想の生活を追求し、知恵を持ち寄り、テクノロジーを活用して新しいしくみを次々に実験する。オープンデータ、電子政府、リビングラボ、グリーンモビリティ、クリーンテック、ヘルステック等を実装し、多様なプレイヤーが共創する、サステイナブルな経済と環境をいかに実現するか、世界が羨む辺境の実践に学ぶ。

■目次

1章 北欧のスマートシティの特徴

 1 北欧でスマートシティが進展する背景

 社会的背景:人口増加や気候変動に伴う都市課題の解決

 技術的背景:テクノロジー活用が進んだ社会

 経済的背景:イノベーションのニーズと戦略的な支援のしくみ

 2 ウェルビーイングな都市づくり

 ウォーカブルな街

 サステイナブルな再開発

 自然と近接したライフスタイルの創出

 最新技術で快適な室内環境を実現

 実験を重ねて製品・サービスを開発

 強みである産業・技術から生まれるイノベーション

 多様な市民が参加しやすいプラットフォームの設計

2章 デジタル化が暮らしを変える

 1 電子政府の進展

 電子政府政策の始まり

 電子政府サービスの概要

 市民のための電子政府

 デジタル化政策を浸透させる工夫

 2 生活のデジタル化

 行政手続きのデジタル化

 ヘルスケアのデジタル化

 キャッシュレス社会

 教育のデジタル化

 3 オープンデータとコロナ禍の効用

 オープンデータの活用

 データ・マーケットプレイスの試み

 デジタル化がコロナ禍に果たした役割

 4 デジタル・デバイドへの対応

 5 プライバシーとセキュリティ

 北欧の個人情報の考え方

 サイバーセキュリティ対策

 利便性とセキュリティを両立させるしくみ

 北欧人のマインドセット

 個人情報保護が拓く新市場

 6 人を幸せにするテクノロジーの追求

3章 スマートシティが新しい産業を生みだす

 1 グリーンモビリティ

 スタートアップが牽引するMaaS

 街に広がるサイクルロード

 電気自動車の推進:ガチャ

 2 クリーンテック

 再生可能エネルギーの推進

 大気環境の保全

 3 ヘルステック

 オープンデータ化されるヘルスケア・データ

 ヘルスケア・テクノロジー

 ヘルスケア・エコシステム

 4 フード・イノベーション

 新北欧料理を牽引するレストラン

 街に食物を栽培する食栽の広がり

4章 スタートアップのエコシステム

 1 北欧のスタートアップ・エコシステム

 北欧のスタートアップ・エコシステムの特徴

 北欧はユニコーン創出工場

 ベンチャーキャピタルが支えるスタートアップ

 2 北欧のイノベーション支援スキーム

 EUの支援プログラム

 北欧諸国の支援プログラム

 初期段階を支える公的ファンドとエンジェル投資

 3 スマートシティ・スタートアップの資金調達

 4 日本企業の北欧スタートアップへの投資

5章 ステークホルダーをつなぐハブ

 1 産官学民連携のプラットフォーム

 北欧の都市をつなぐ

 特定の産業の企業をつなぐ

 スマートシティのプレイヤーをつなぐ公的機関

 2 交流や参画を促す新しい図書館

 コペンハーゲン中央図書館

 オーフス中央図書館ドッケン

 ヘルシンキ中央図書館オーディ

 オスロ中央図書館ダイクマン・ビヨルビカ

 3 イノベーションを創発するラボ

 ファブラボ

 ビジネスイノベーション・ラボ

6章 共創をデザインするリビングラボ

 1 参加型デザイン

 参加型デザインの歴史

 参加型デザインのメソッド

 2 リビングラボ

 リビングラボの定義

 リビングラボの二つのタイプ

 リビングラボの手引きとマニフェスト

 リビングラボのエコシステム

 3 スマートシティで活用されるリビングラボ

 テクノロジーとリビングラボ

 コラボレーションとリビングラボ

 4 コラボレーションを促進するしくみ

 フォイーニング:プロジェクトを迅速・円滑に実現する

 ダオスオーデン:会議を主体的に運営する

 5 自律と参画を育むアクティブラーニング

著者:安岡美佳、ユリアン 森江原 ニールセン

出版社:学芸出版社

サイズ:四六

ページ数:288

発行年:2022.12