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フランスのウォーカブルシティ 歩きたくなる都市のデザイン

セール価格 2,970円(税込)

フランスの街は今、歩く人や自転車で賑わい劇的にウォーカブルに変わっている。なぜ、スピーディにダイナミックに街を変えられるのか?歩行者空間の創出、自動車交通の抑制、自転車道・公共交通の整備、移動のDX等の方法論、制度・組織・実装のしくみを、多数の事例で紹介。15分都市からスマートシティまで、最前線に迫る。

■目次

はじめに

1章 パリ:ウォーカブルシティの最前線

1 ロックダウンで再認識された歩行中心の都市環境

2 世界とフランスの15分都市

3 パリのウォーカブルな都市再編

4 イダルゴ市長による「深呼吸するパリ」プラン

5 自動車交通を抑制するモビリティ政策

6 歩行者空間化は近隣商業を伸ばす

2章 なぜ、歩きたくなる都市が実現できるのか

1 ストラスブール、マルセイユ、ニース:観光都市のウォーカブルな水辺

2 ラ・ロシェル:70年代から取り組むカーフリーの発祥地

3 歩きたくなる都市を実現できる背景

4 車とどのように共存するか

3章 日常の移動を豊かにするモビリティ基本法

1 公共交通と歩行者空間をセットで都市を再編

2 公共交通の推進を支える法整備とプロジェクト支援

3 新しい時代の移動の哲学を示すモビリティ基本法

4 エコロジカルなモビリティへの移行

4章 ディジョン:MaaSの活用と統合型スマートシティ

1 行政が主導するMaaS

2 行政とコンソーシアムが協働するスマートシティ

5章 なぜ、都市政策をダイナミックに実装できるのか

1 広域で包括的な実行体制

2 政治家の高い意識と能力

3 行政の領域横断と機動力

4 財源の自立性と人材のダイバーシティ

5 税の再配分に見る社会の連帯

6 少子化対策にも貢献する住みやすい都市づくり

6章 ナント:15分都市エリアを創出したマスターアーバニストたち

1 中ノ島の造船所跡地の複合開発

2 都市開発におけるマスターアーバニストの役割

3 産業都市から環境・文化都市へ

4 マスタープランと建築許可によるコントロール

5 3代のマスターアーバニストが実現したこと

6 職住近接のライフスタイルを実現

7章 アンジェ:人々を巻き込む河岸駐車場の歩行者空間化

1 多様なステークホルダーとの合意形成を可能にする制度

2 市民に開かれた駐車場の広場転用プロセス

3 フランスの合意形成の特徴と意義

終章 フランスで主流になった「穏やかな街」

1 道路空間を共有するという発想が出発点

2 都市を車に適応させるプランニングからの脱却

3 穏やかな街を実現するステップとメリット

4 自分たちの住みたい都市を実現するために

おわりに

著者:ヴァンソン 藤井由実

出版社:学芸出版社

サイズ:四六

ページ数:272

発行年:2023.05