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オーダー・メイドの街づくり パリの保全的刷新型「界隈プラン」

セール価格 3,850円(税込)

パリ再生の鍵は、市民の日常が息づく界隈の保全・刷新の手法にある。それは包括的な都市計画を各自治体に見合う界隈プランへと適合化する作業であり、建物の高度・外観・配置の規制による景観保護、商業・産業・居住系床の臨機応変な誘導が、界隈に魅力と活気を取り戻す。自治体主導の緻密かつ柔軟なプラン運用を検証した。

■目次

序 21世紀、フランスの都市再生の伏線となったもの

第1章 オーダー・メイドの街づくりとは

第2章 パリ市におけるオーダー・メイドの街づくり

・界隈プランの歩き方

1.モントルグイユ・サン・ドゥニ 歩行者専用区域創設による中心市街地の再生

2.ビュット・オウ・カイユ 「ピクチャレスク」という保存概念の萌芽

3.シャン・ゼリゼ 荒廃した国家の顔の基礎自治体の都市計画による再生

4.ムフタール/アレーヌ・ドゥ・リュテス 隠された空間を盾とした居住人口の確保

5.フォブール・サン・タントワンヌ 都市形態の保全による伝統産業と居住人口の維持

6.グラン・ブールヴァール 機能は形態に従うという発想

7.モンマルトル 建物ごと規制という究極の詳細化

8.バニョレ・ペール・ラシェーズ 借景保存という新概念

第3章 オーダー・メイドの街づくりの傾向と対策

第4章 オーダー・メイドの街づくりの展開

結論 プレ・タ・ポルテの都市計画からオーダー・メイドの街づくりへ

補遺 界隈プランにおける文化財保護と公開意見聴取の現状

著者:鳥海基樹

出版社:学芸出版社

サイズ:A5

ページ数:304

発行年:2004.04