コンパクトシティの計画とデザイン
中心市街地活性化や公共投資の抑制のために、コンパクトシティの実現に益々期待が高まっている。本書はその基本原則・政策・計画・デザイン・評価について、海外の最新動向から幅広い事例と教訓を整理し、日本の課題に即して考察した。総合的かつ実践的な解説書として、「量から質」に転換する成熟型都市への道筋を示した。
■目次
・はじめに
・序章 まちづくり三法改正とコンパクトシティ
コンパクトシティ政策の登場/中心市街地活性化の従来施策の限界/三法改正とコンパクトシティの受け入れ
・I部 コンパクトシティの都市像とデザイン
・1章 コンパクトシティの都市空間論
スプロールする現代都市/都市空間のコンパクトさの価値/コンパクトシティ論争
・2章 コンパクトシティのデザイン
・都市空間構成のデザイン原理
/コンパクトシティの都市像/コンパクトシティを実現するアーバンデザイン/コンパクトシティの空間構成とアーバンデザイン
・II部 欧米の持続可能な都市づくり
・3章 都市・地域を計画する文化
都市が成り立っているルール/計画プロセスへの市民参加/持続可能な計画システムへの改革
・4章 欧州の持続可能な都市づくり
都市をコンパクトにする英国の手法/英国流都市再生/欧州における持続可能な都市圏計画/自動車依存の少ない住宅地開発
・5章 コンパクトシティのアメリカモデル
スマートグロース政策/セントラルテキサスのスマートグロース
・第III部 日本型コンパクトシティへ
・6章 まちぐらしの意味と価値
都市空間の形態とくらし/まちなか居住の時代へ/中心市街地の計画とデザイン
7章 コンパクトなまちづくりへ
都市再生と計画システム/コンパクトシティへの計画と施策/コンパクトシティの都市像
・終章 成熟社会にふさわしい都市空間を
・おわりに
著者:海道清信
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:320
発行年:2007.12
