地域イメージを活かす 景観色彩計画
どの色が町に相応しい色かを決めるのは、難しいと思われがちだが、色彩のルールを知り、地域を観察することでそれは可能になる。本書は地域色の発見に基づく、色彩ガイドラインや規準の策定と運用、そして建築等の色彩計画の実際とその評価について、様々な規模の国内事例を多数用い、色彩計画の第一人者が実務に即して解説する。
■目次
・第1章 共感する色彩
1 景観が育む感性/2 見慣れの法則/3 生活における色彩の構造/4 景観色彩に対する意識の変化
・第2章 地域性の発見法
1 気候風土の把握/2 地域「色」の発見/3 地域イメージの発見/4 ワークショップの勧め
*COLUMN ワークショップのコツと効用
・第3章 色彩ガイドラインの策定法
1 色彩ガイドラインの理念/2 色彩ガイドラインの策/3 色彩ガイドラインの具体化/4 色彩ガイドラインの運用/5 活用のための共通認識
*COLUMN 広告色彩への取り組み
・第4章 色彩計画の事例
1 色彩計画の手順/2 色彩計画のケーススタディ/3 色彩計画における評価方法
*COLUMN 沖縄電力株式会社 具志川火力発電所
・第5章 総合的プランニング手法
1 色の組み合わせの活用/2 配色テクニックの活用/3 イメージプランニングシステムの勧め/4 全ての景観材料は色材 光りと植栽/6 和のデザイン
*COLUMN 統合された計画の事例
*COLUMN 色彩教育・景観教育
・第6章 手法解説
1 共通言語としてのカラーシステム/2 調査および計画のためのツールと色相とトーンの記号
*COLUMN その他の入手しやすい色票の紹介
著者:日本カラーデザイン研究所
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:159
発行年:2008.04
