東日本大震災 復興まちづくり最前線
東日本大震災から2年。種々の問題を抱えながら復興まちづくりがようやく動き出す。果たしてグランド・デザインは定まったのか。制度は十分に機能しているのか。また現場での実践のなかで、どのような成果、問題が出ているのか。最前線で奮闘する行動的研究者と被災都市の市長の寄稿により、全体像と展望を明らかにする。
■目次
Ⅰ編 復興のグランド・デザイン
1章 復興を構想する 大西隆
2章 復興ガバナンスの課題 増田寛也
3章 震災復興と地域産業の再生 関満博
4章 福島復興の課題と展望 鈴木浩
5章 震災復興と循環型社会の形成 森口祐一
6章 復興と都市計画制度のあり方 安藤尚一
7章 これからの防災まちづくり 加藤孝明
8章 持続可能な地域と国土・広域の復興ビジョン 城所哲夫・瀬田史彦・片山健介
II編 復興まちづくりの実践
9章 被災後1年半の復興計画の実態と課題 姥浦道生
10章 創造的・立体的復興に向けて 小泉秀樹
11章 記憶を活かした風景の再生 窪田亜矢
12章 復興のモビリティデザイン 羽藤英二
13章 コミュニティ主導による復興まちづくりの可能性 保井美樹
14章 まちづくり会社による復興 西郷真理子
15章 創造的復興まちづくりを加速させる仕組み 松本昭
III編 復興まちづくりの現場から
16章 岩沼市の復興まちづくり 井口経明
17章 石巻市の復興計画と課題 亀山紘
18章 “海と生きる” 菅原茂
19章 陸前高田市における復興まちづくり 戸羽太
20章 釜石市の復興まちづくり 野田武則
著者:
出版社:学芸出版社
サイズ:A5
ページ数:384
発行年:2013.02
