日本の建築意匠
中世の民家や社寺建築から、近現代の建築作品、あるいはそれらが織り成す農村・都市景観まで、地域性・時代性を超えて見出される日本的アイデンティティの実像を、今日的な視点で再解釈。近代建築家の伝統理解と表現手法/空間フレームとフォルム/構成要素とマテリアルの3部を、選り抜きの図版と見開き読切りで構成。次世代の建築・都市景観デザイン設計者必読の一冊。
■目次
・第1部 近代日本の建築における「日本的なもの」と建築家の伝統表現
第1章 日本建築意匠論序説:日本近代の伝統表現
第2章 近代的テクノロジーという前提:「空間」の伝統表現から「象徴」の伝統表現へ
第3章 伝統技術の継承と変容:数寄の美学から民家の造形へ
・第2部 日本の空間フレームとフォルムを学ぶ
第4章 中世の社寺建築における「日本的なもの」
第5章 民家プランと構造の基礎知識
第6章 日本の都市・集落デザイン
第7章 日本の空間特性
第8章 日本的空間の構造と配置形式
・第3部 構成要素(モチーフ)とマテリアル
第9章 部位のかたちと構成
第10章 民家のシンボリズム
第11章 実用から生まれたアノニマスな機能美
第12章 素材に隠された意味と役割
著者:平尾和洋、青柳憲昌、山本直彦
出版社:学芸出版社
サイズ:B5
ページ数:192
発行年:2016.12
