
都市経営時代のアーバンデザイン
都市経営・都市政策の一環としてのアーバンデザインのあり方を探る。
人口減少と社会の成熟が進みハードとソフトを併せた統合的都市政策が求められている。現場におけるデザインの力を信じ共有できる都市生活像、生活の舞台づくりをテコに実践を進めている13都市の取組を紹介。
■目次
・各都市の動向
・はじめに
□1部 人口減少時代のアーバンデザイン
・1章 積極的な非都市化を進める デトロイト
高梨遼太朗・黒瀬武史
・2章 縮退工業都市の戦略とブラウンフィールド バッファロー
黒瀬武史
・3章 成長都市から定常化へのパラダイムシフト シュトゥットガルト
坂本英之
・4章 原発被災地域の復興における経営 福島県南相馬市小高区
窪田亜矢
□2部 成熟社会を支えるアーバンデザイン
・5章 社会的弱者と向き合うポスト都市再生のアーバンデザイン バルセロナ
阿部大輔
・6章 革新的ランドスケープを用いたアーバンデザイン ミラノと柏の葉
宮脇勝
・7章 文化芸術創造都市からインナーハーバー再生戦略へ 横浜
野原卓・鈴木伸治
・8章 保全型アーバンデザインから創造都市戦略へ 台北
楊惠亘・柏原沙織・鈴木伸治
□3部 都市生活のデザインへ向かう「合意形成とリーダーシップ」
・9章 企業経営者ブルームバーグ市長のもとでの都市空間再編 ニューヨーク
中島直人
・10章 斜陽都市を欧州文化首都に押し上げる大統領と市長の牽引力 マルセイユ
鳥海基樹
・11章 広域自治体大ロンドン庁による歴史的都市景観の形成戦略 ロンドン
岡村祐
・12章 自転車都市にみる都市再生と合意形成 フローニンゲン
坪原紳二
著者:西村幸夫
出版社:学芸出版社
サイズ:B5
ページ数:222
発行年:2017.03