
コンパクトシティの拠点づくり 魅力的な場をつくる都市計画とデザイン
市民が主体的に拠点づくりに取り組む事例も増えつつある今、行政主体ではなく、様々な主体が拠点づくりに取り組む時代に突入している。そうした時代には事前確定的な行政計画も柔軟に変わっていく必要があるのではないか。
本書では、こうした疑問に対して地方都市で少しずつ作られている魅力的な拠点を紹介・分析しながら答え、個々の拠点づくりが持続可能な都市再生に繋がる方法を示している。
■目次
序章 都市・地域における拠点とは何か
事例編 魅力的な拠点づくりで街・地域が変わる
1章 公共施設の再編により都市の中心拠点をつくる
拠点内連鎖型再開発
長岡市:アオーレ長岡
富山市:富山ライトレールとグランドプラザ
北九州市:リバーウォーク北九州
諫早市:中心市街地への民間誘導
都城市:市立図書館と未来創造ステーション
新発田市:イクネスしばた+ヨリネスしばた
須賀川市:市民交流センターtette
八戸市:はっち、マチニワそして・・
甲府市:駅北口地区
紫波町:オガールプロジェクト
2章 コミュニティの拠点を再編集する
住民自治の仕組みと生活の拠点
名張市:市民センター
野々市市:にぎわいの里ののいちカミーノ
鹿角市:道の駅おおゆ
飯田市:千代地区
由利本荘市:鳥海山木のおもちゃ美術館
柏崎市:イーリーカフェ
3章 中山間地域における小さな拠点を核としたまちづくり
4章 新しい行政計画の枠組み
5章 公民連携による拠点化の方法
6章 拠点を設計する
金沢21世紀美術館を例に
新潟市上古町と札幌駅前チ・カ・ホを例に
英国コルチェスターと福井市中央公園を例に
福岡市天神地区将来計画を例に
7章 拠点を運営する
徳島小松島港・万代中央ふ頭を例に
さいたま市アーバンデザインセンター大宮を例に
飯田市の中心市街地を例に
終章 変化する時代に対応するプロセスプランニング
著者:野嶋慎二、松浦健治郎、樋口秀
出版社:学芸出版社
サイズ:B5
ページ数:188
発行年:2020.10