
図解 パブリックスペースのつくり方 設計プロセス・ディテール・使いこなし
公園、水辺、駅前広場などのパブリックスペース。場づくりの仕組みParkPFIなどを活かしつつ、施主や関係者の理想を丁寧に形にしている先行事例をもとに、設計プロセス、ディテール、さらに竣工後の関わり方まで解説。平面・断面・詳細図や写真と豊富な図解資料の隅々から伝わる、徹底的な設計の工夫。
■目次
1章 公園
・南池袋公園 ランドスケープ・プラス
持続可能な公園経営の実現 組織・空間の地続きなデザイン
・草津川跡地公園(区間5) E-DESIGN
市民活動の舞台を設える 大勢を巻き込み主体を育てる設計プロセス
2章 駅前
・虎渓用水広場 オンサイト計画設計事務所
駅前に居場所をつくる 歴史的水路を活かした水と緑の風景
・あさひかわ北彩都ガーデン 高野ランドスケーププランニング
駅前のアクティビティを豊かにする 地域で育むガーデン空間
3章 商業
・なんばパークス(2期) E-DESIGN
都市的な居心地の良さをつくる 多様な使われ方をかなえる小さなプログラム
・とおり町Street Garden 前田圭介/UID
持続可能な商店街を目指して 日光も風雨も感じるアーケード
4章 宅地
・左近山団地 みんなのにわ STGK Inc.
パブリックスペースのアップデートから始める団地再生
多世代がともに過ごせる場の仕掛けづくり
・パッシブタウン黒部 設計組織PLACEMEDIA
自然環境の価値を最大限活かす 扇状地の豊かな水資源利用
・石巻・川の上プロジェクト(1期・2期) スタジオテラ
住民が手を加え育む風景をつくる 場づくりのプロセス・技術のシェア
5章 街路
・黒川温泉 德永哲
観光と生活環境の関わりを深める 自治による小さな整備の連鎖
・女川町海岸広場・レンガみち 小野寺康都市設計事務所
早期復興と空間の質を両立させる 海へつながるシンボル軸と震災遺構の保存
6章 水辺
・柏の葉アクアテラス 金香昌治/日建設計
見るだけの池から触れ合える水辺へ 水を楽しむ様々な滞留空間
・トコトコダンダン 岩瀬諒子設計事務所
堤防のリノベーション ─ルールの読み替えによる環境の再編
・アザメの瀬|島谷幸宏
自然再生で生き物と人をつなぐ 学の参画による長期的なコミットメント
・施設概要
・コラム 設計者が思う、居られるパブリックスペース 村田周一
・付録 ストリートファニチャーとサイン
・コラム 人のアクティビティ中心のプレイスづくり 泉山塁威
・編著者座談会
パブリックスペースのデザインに求められるスキルとコミュニケーション
著者:忽那裕樹、平賀達也、熊谷玄、長濱伸貴、篠沢健太
出版社:学芸出版社
サイズ:B5横
ページ数:144
発行年:2021.02