改訂版 実務から見た木造構造設計
実務経験から生み出された実務設計術を、計算手順が理解しやすく、設計の参考資料としても役立つように、2、3階建の実際の構造計算書をもとに解説。必要な資料を使いやすい図表にまとめ、法令や告示、学会の規準等必要な規準の要旨を網羅している。大好評のシリーズ、待望の2007年改正法令対応版。構造設計者の座右の書。
■目次
・構造種別と構造設計
軸組構法(在来軸組工法)/枠組壁工法(2×4工法)/3階建混構造/大断面木造建築物(集成材構法)/丸太組構法(ログハウス)/〈構造設計の定石〉構造設計基準の歴史
・構造関係法令等の基礎知識
関係規定/木造の構造設計に関する「令」「告示」/〈構造設計の定石〉「建築基準法」「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
・木材・集成材の許容応力度
木材の許容応力度/枠組壁工法材の許容応力度/集成材の許容応力度/軸組工法の部材別の樹種
・荷重・外力
荷重の組合せ/固定荷重/積載荷重/積雪荷重/地震力/風圧力
・梁の設計
梁の断面算定/小梁・大梁の設計
・勾配屋根の設計
勾配屋根の固定荷重/勾配屋根の積雪荷重/勾配屋根の風荷重/小屋組の設計/構造設計の定石〉傾斜梁の力学
・床組の設計
床組の設計例
・柱の設計
柱断面設計/柱断面算定/柱の設計/〈構造設計の定石〉柱断面について
・耐力壁・軸組の設計
軸組の種類と壁倍率の根拠(「木規」より)/耐力壁の設計に関する規定(「令」46条)/必要軸組長さ(「令」46条4項表2、表3)/軸組設置関係の規定/〈構造設計の定石〉筋かいのポイント
・柱軸方向力の算定
基本事項/柱負担面積の算定/柱軸方向力の算定
・柱頭・柱脚・横架材の継手・仕口
平12建告1460による方法/Nの値計算による方法/構造計算による方法
・引抜力と転倒
筋かい付軸組の構造計算/建築物の引抜力と転倒/〈構造設計の定石〉筋かいの立面配置について
・木造の基礎と地盤
木造基礎の構造方法/木造基礎の実務設計/布基礎/べた基礎/地盤調査
・継手・仕口
基本型/実務型/補強金物・取付金物一覧表/プレカット
・接合部の設計
釘接合/ボルト接合
・付録
著者:上野嘉久
出版社:学芸出版社
サイズ:B5
ページ数:230
発行年:2009.11
