ホーム 横浜防火帯建築を読み解く 現代に語りかける未完の都市建築

横浜防火帯建築を読み解く 現代に語りかける未完の都市建築

セール価格 2,420円(税込)

焼け跡に都市を再興し、戦後横浜の原風景となった「防火帯建築」群

モダニズムの時代、市井の人々が取り組んだ「もうひとつの建築運動」を解き明かす

1952年、占領軍による接収解除のはじまりとともに白紙からスタートした戦後横浜のまちづくり。混迷の時代、理想と現実のはざまでうまれた独自の都市建築は、特徴的な風貌と多様な用途の許容で、横浜のアーバンデザインの草分けとなった。

都市縮小とストック活用の時代にあらためて考える、防火帯建築の可能性とは。

■目次

第1章  横浜防火帯建築とは何か  藤岡泰寛

第2章  横浜の戦後復興 都市デザインの視点から 菅孝能

コラム  歴史資産としてみた戦後建築 都橋商店街ビルを例に 桂有生

第3章  横浜防火帯建築の空間を読む 中井邦夫

コラム  街並みに界隈性と懐の深さをもたらした防火帯建築 黒田和司

第4章  生活の舞台となった横浜防火帯建築 藤岡泰寛

コラム  不燃集合住宅を変えた防火帯建築 神奈川県住宅公社の市街地共同ビル 松井陽子

第5章  横浜防火帯建築を使い続ける知恵 林 一則

第6章  戦後建築遺産としての横浜防火帯建築群を引き継ぐ 笠井三義

第7章  戦後建築遺産としての横浜防火帯建築群にいま学ぶ意味 藤岡泰寛

著者:藤岡泰寛

出版社:花伝社

サイズ:A5

ページ数:288

発行年:2020.03