
平成都市計画史 転換期の30年間が残したもの・受け継ぐもの
「法」と「制度」のせめぎあいのなかで、「少しでも良い都市」を目指し展開してきた日本の都市計画。スプロールからシュリンクに向かっていった平成期、想定外の災害に何度も直面しつつ、私たちはどのように都市をつくってきたのか?規制緩和、コミュニティ、地方分権、復興などのキーワードを手掛かりに、「もっとも近い過去」の軌跡をたどり、現在と未来の行方を探る。
■目次
序章 地の歴史を描く
第1章 都市にかけられた呪い
第2章 バブルの終わり
第3章 民主化の4つの仕掛け
第4章 都市計画の地方分権
第5章 コミュニティの発達と解体
第6章 図の規制緩和と地の規制緩和
第7章 市場とセーフティネット 住宅の都市計画
第8章 美しい都市はつくれるか 景観の都市計画
第9章 災害とストック社会 災害の都市計画
第10章 せめぎ合いの調停 土地利用の都市計画
終章 都市計画の民主化
著者:饗庭伸
出版社:花伝社
サイズ:四六
ページ数:368
発行年:2021.02