
ゴシック芸術に学ぶ現代の生きかた
ペヴスナーとピュージンの共通視点に立って
サゾル大聖堂の葉飾りに何を見るか。
20世紀を代表する美術史家ニコラウス・ペヴスナーと、ゴシック・リヴァイヴァルを主導した19世紀の建築家A. W. N.ピュージン。中世ゴシック芸術の名もなき職人たちの謙遜を称揚する2人の言葉から、神律的社会から乖離した現代における生のあるべき姿を考える。現世的欲求にとらわれない、真に価値ある生きかたとは?
■目次
・I ゴシックからゴシック・リヴァイヴァルへ
・II ニコラウス・ペヴスナーと表現主義絵画における中世主義の精神
・III 利潤・営利の追求と芸術の堕落
・IV ニコラウス・ペヴスナーが見た中世ゴシック芸術の真髄
・V 19世紀イギリスにおけるゴシックの意味
・VI 「正しいキリスト者の生きかた」の表象としてのゴシック
・VII ゴシック芸術に学ぶ現代的意義
著者:近藤存志
出版社:教文館
サイズ:A5
ページ数:150
発行年:2021.06