集住の知恵 美しく住むかたち
人々が助け合って生活するうちに、独自の住まいや暮らしの文化が地域ごとに形成され、受け継がれてきた。本書では、これらを76の「集住の知恵」として選び、見開き頁で多くの図版とともに紹介している。地球環境の重要性が広く認識されている現代、景観的にも豊かな集住の知恵を、単なるノスタルジーを超えて再評価する。
■目次
・I 立地を読み解く、環境に適応する、自然 人
いぐね/うろこ状干拓/かいにょ/桂垣/カレーズ/腰当の森/里山/散居/照葉樹林文化/棚田/溜井/溜池/築地松/風水/福木/間垣/水塚/水舟/輪中
・II 自然と住み合う、自然を活用する、人 自然
石垣/板倉/うこぎ垣/オンドル/カナッドとルアン・タイ/かっちょ/かわ/カン/クリーク/ゲル/こみせ/高床式住居/たねんぼ/デチョン/天水/通り庭/版築/まいまい井戸/茅亭/ヤオトン/雪ムロ
・III 集まって住む形、集住を仕掛ける、人・人
アシビナー/隠居/うだつ/馬屋/隠地/共食儀礼/集団季節移住/出作り小屋/トネヤ/土楼/庭田植え/農村舞台/ばったり/舟小屋/方言地名/結/若衆宿
・IV 集まって住む形、集住を仕掛ける、人・神
アサギ/御嶽/産土神の村/カーンツァイバーン/神楽/カミヤマ・カムミチ/川祭り/結界/シーサーと石敢當/地蔵盆/水神 スージーグァーの町/中門造り/チョルテン/鎮守の杜/ナワ・サンガ/虫送り/雷電講/来訪神の村
・資料 知恵のありか
著者:日本建築学会
出版社:技報堂
サイズ:A5
ページ数:166
発行年:2005.07
