
100年住宅への選択 持続都市建築システム学シリーズ
やがて確実に枯渇することが明らかなエネルギー資源。これから起こるであろう状況を前に、建築はどのような役割を果たせるのか。本書では、健康と環境に配慮した持続可能なライフスタイルを100年住宅で実現する試みとして、本格積み煉瓦の家(D-BHS)を紹介する。
■目次
・序章
・第1章 建築がかかわることのできる「豊かさ」
豊かさの構成とその主観的な領域/安全・安心/健康・快適
・第2章 「世代間継承」という考え方
変化する価値観/科学技術の急速な発展が求める新しい倫理観/経済的合理性を主張できる世代間倫理
・第3章 世代間継承計画
ライフスタイル/ライフステージ/シニアへの選択肢
・第4章 予想される世代間継承のテーマ
「脳」の安らぎと癒し/「ゲノム」以降の秩序原理/法則のでき方/技術革新のスキル/改善のスキル/補遺
・第5章 「持続可能」への課題
成長の限界/地球温暖化/小子・高齢化/ネットで増幅される衝動/格差/モラルハザード
・第6章 「持続可能な消費」という選択
「持続可能」な消費の構成/「持続可能なエネルギー」の選択とその条件/エコ尺度/循環技術/維持・保全
・第7章 100年住宅の試み
100年住宅の輪郭/100年住宅の工法・D-BHS/D-BHSがもたらす上質の室内環境/D-BHSの良好な健康感/D-BHSの高い資産価値/よみがえった選択肢・本格積み煉瓦の家
著者:松藤泰典
出版社:技報堂出版
サイズ:A5
ページ数:134
発行年:2007.08