ホーム 耐震建築をつくるRC造の要素技術

耐震建築をつくるRC造の要素技術

セール価格 4,950円(税込)

耐震・耐久・耐火性能のあるRC造の躯体をつくるには、建築工事のそれぞれの工程で品質を確保しなければなない。本書は鉄筋工事を中心に、施工欠陥等を防止するための技術や管理の要点を、杭工事、土工事、型枠工事、打設工事を含めて具体的に解説した実務書であり、解説は、多くの不具合事例から収集した多数のカラー写真を用いて丁寧に行った。耐震性のあるRC造の躯体をつくるには、これらのそれぞれの工程での品質確保が必須であり、本書に掲載された不具合事例に学ぶことは極めて有効である。

■目次

・第1章 RC造の概要

鉄筋コンクリート構造/RC造の材料/RC造の接合

第2章 杭工事

既製コンクリート杭/場所打ちコンクリート杭

・第3章 土工事

床付け面の水平精度/山留めの鉛直性/仮設釜場の設置/本設釜場の地業/粘性土床付け面の砂敷き/レベルコンクリート打設/土留頂部の水返し/予想数量を超えた残土/打継ぎ欠陥を招く残土

・第4章 鉄筋工事

基礎の配筋/柱の配筋/地中梁の配筋/壁の配筋/大梁の配筋/小梁の配筋/床スラブの配筋/階段の配筋/パラペットの配筋

・第5章 型枠工事

設計寸法の確保/セパレーターの強度とかぶり厚さ/コンクリートの水平打継ぎ/コンクリートの鉛直打継ぎ/ノロ漏れ/支保工のゆるみ/堰板のケレンと剥離剤塗布

・第6章 コンクリート打設工事

打設計画/打設準備/コンクリート打設/部材ごとのコンクリート打設/打設中のにわか雨

・参考文献

・付録

異形鉄筋の寸法、質量および節の許容限度(JIS G 3112-1987年)/鉄筋コンクリート有孔ばりのせん断補強に関する実験的研究/はり貫通孔補強を工業化したSRスリーブ工法/部位ごとのスペーサー形状

・おわりに

著者:酒見荘次郎

出版社:技報堂出版

サイズ:B5

ページ数:135

発行年:2007.10