鉄筋コンクリート造建築物における 構造スリット設計指針
鉄筋コンクリート造建築物の壁に多く用いられる構造スリットにより生じる種々の問題を解決するために、スリット付き壁を含む梁部材の剛性評価の提案、法的要求、スリットの各種性能をまとめた書。構造設計者や建設に携わる人々に、「守るべき望ましい水準」と「性能検証方法と評価レベル」を示し、指針として利用してもらうことを目指している。これまで過大であった剛性評価について、画期的な式も提案する。
■目次
・第1章 総則
1 適用範囲
2 用語の定義
3 適用方法
・第2章 スリット付き壁を含む柱・梁の剛性評価
1 解析プログラムにおける壁を含む柱・梁の剛性評価方法
2 スリット付き壁を含む梁の曲げせん断剛性評価
・第3章 要求性能
1 スリット部の要求性能
2 スリット材の構成
3 地震時の許容損傷レベル
・第4章 スリット部の設計
1 基本方針
2 基本ディテール
・付録
1 スリット付き壁を含む梁の剛性評価
2 スリット付き垂れ壁と腰壁の両方が取り付く梁の曲げせん断剛性
3 スリット付き壁を含む梁の剛性評価におけるスラブの影響
4 開口部のあるスリット付き壁が取り付く梁の剛性評価
・資料
1 データシート
2 スリット部の耐火性能判定について
3 スリット材の品質判定基準(UR都市機構)
・文献
著者:日本建築構造技術者協会
出版社:技報堂出版
サイズ:B5
ページ数:152
発行年:2009.07
