わかりやすい鉄骨の構造設計 第四版
2005年の第3版の全面改訂。構造設計については、建築基準法改正(2007年)等、日本建築センター「冷間マニュアル」の告示化などをに伴う。構造計算の大幅な法的枠組みの変更に即応。また、応力度の単位系について、kN/cm2で構造力学を学びつつN/mm2で記される法律・規格等の規定に接する若い設計者や学生の混乱を避けるべく、すべてN/mm2に変更している。本書は旧版同様、鉄骨構造の教科書として、また設計・製作技術者の参考書として利用できる。
■目次
第1章 序説
鉄骨構造 (沿革/地震災害の教訓と耐震安全性/品質の監理)
第2章 鋼材
鉄鋼材料の製法 鋼の種類 鋼の降伏と破壊
JIS規格等で保証される構造用鋼材の性能
構造用鋼材の形状と寸法
許容応力度等設計における鋼材の基準強度F値
鋼材の許容応力度
第3章 荷重の種類とその算定
荷重と外力 固定荷重 積載荷重 積雪荷重
風圧力 地震力 クレーン荷重
人の動作・設備による振動
第4章 構造設計
鉄骨構造の特徴 設計上の留意事項
設計法の概要 耐震設計法
第5章 部材の変形と耐力
概説 軸方向力をうける部材
曲げモーメントをうける部材
曲げモーメントと軸方向力を同時にうける部材
板要素の座屈と幅厚比
第6章 部材の設計
引張材 板要素の幅厚比制限 圧縮材
梁 柱 軸組筋かい材 床スラブと屋根
第7章 接合
概説 ボルト接合 高力ボルト接合
ボルト・高力ボルト接合の注意事項
溶接接合 併用接合
第8章 接合部の設計
概説 接合部の計算 継手の設計
仕口の設計 トラス接合部の設計
柱脚部の設計
第9章 基礎構造
基礎種別と基礎形状 杭の施工方法
基礎の設計
第10章 設計例
4階建の事務所建築 クレーンを有する工場建築
著者:日本鋼構造協会
出版社:技報堂出版
サイズ:A5
ページ数:396
発行年:2009.09
