
部位別 住宅納まり図集
見たかったディテールがここにある。各納まり論も必読。部位別・シーン別の52項目収録!
設計における「納まり」とは、単に部材と部材をどう接続するかという技術的な問題ではない。むしろそこには、設計者の思想、美意識、空間に対する態度が如実に現れるという。この本は、建築家12組の住宅を通して1シーンに織り込まれた「納まり」を収録した詳細図集である。住宅の部位別に章分けし、1シーンにつき写真と図面を対応させることで、技術的な問題だけではなく、空間に対する態度=「建築の言葉」を明らかにする。
納まりとは、建築のもっとも静かで雄弁な語り口である。
ー彦根アンドレア
私は建築が新しいディテールを生み、
建築の完成度をより高いものへ昇華すると信じている。
ー納谷学
作図で心がけていることは、ひとえに相手の立場に立って描くということに尽きる。
ー関本竜太
私が図面で見ているのは、〝線が描かれていない〟ところである。
ー丸山弾
ディテールは実現したい建築の姿の背後にひっそりと存在するものである。
ー村山徹+加藤亜矢子
探求しているのは、特定の建物に限定した特殊解ではなく、
普遍的な納まりになりうる可能性をもつもの。
ー佐々木勝敏
【目次】
玄関・アプローチ
キッチン・水廻り
リビング・ダイニング
階段
開口部・枠廻り
屋根・外構
著者:
出版社:グラフィック社
サイズ:B5
ページ数:256
発行年:2025.08