
ハウジング・バイ・ピープル <居住の自律>を取り戻す
途上国都市の「建てる自由」に<居住の自律>本来の姿を見出した建築家ジョン・F・C・ターナー。急速な都市化が進む1970年代、住宅とは何かではなく、「住宅は何をもたらすか」を問い続け、独自の住宅哲学を深めた。中央集権的な住宅政策の矛盾を鋭く見抜き、立ち退きに翻弄される人々の姿に住宅保持の切実さを訴えた古典的名著、2万字を超える訳者解題を付し待望の邦訳。
■目次
・序文(コリン・ウォード)
・第1章 だれが決めるのか 中心的な課題
・第2章 資源の汚染 組織、資源の利用
・第3章 住宅の価値
・第4章 住宅経済 資源創発性か、生産性か
・第5章 住宅にかかる決定権限 個人の責任か、組織的コントロールか
・第6章 住宅の原則 課題(イシュー)を解明する
・第7章 人びとの手になる住宅の実践 問題(プロブレム)を解決する
・第8章 <住宅>への参加 だれの決定にだれが参加するのか
・第9章 行動プログラム
・訳者解題 岡部明子
著者:ジョン・F・C・ターナー、岡部明子、両川厚輝
出版社:慶應義塾大学出版会
サイズ:四六
ページ数:256
発行年:2025.08