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構造デザインの歩み 構造設計者が目指す建築の未来

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「建築雑誌」で連載されていた「構造デザインの歩み」を1冊にまとめたもの。1990年から2006年までの17年間に起こった構造デザインの潮流について、実例を通してたどり、明らかにし、今後日本の構造設計界についても考察されている。

■目次

・刊行にあたって 金田勝徳

第1章 構造デザインの歩み 1950-2010

・年表

・年代解説 金田勝徳+金箱温春+山田憲明+大畑勝人+多田脩二

第2章 大空間建築

・傾いたエアドーム 佐藤淳/東京ドーム 木原碩美

・構造設計者の意思が形態に表れたドーム 山脇勝彦/あきたスカイドーム 播繁

・過去に現実した次世代のドーム 城所竜太/サンジョルディ・パレス 川口衛

・プレストレスを導入した厚さ12cmのRCシェル 与那嶺仁志/北九州国際会議場 川口衛

・世界最大の張弦梁構造 水谷太朗/グリーンドーム前橋 中島肇

・ハイブリッド張弦梁による浮遊感のある屋根構造 大畑勝人/酒田市国体記念体育館 金田勝徳

・等張力的な雲形の立体トラス 佐藤淳/ふるさとパレス 草場基成

・日本初の大規模開閉式ドーム 小西泰孝/福岡Yahoo!JAPAN DOME 丹野吉雄

・自然と共生する大空間建築 片山丈士/大阪市中央体育館 原克巳+阿波野昌幸

・巨大コンプレックスのさまざまな構造デザイン 城所竜太/京都駅ビル 金箱温春

・新しい形態への挑戦 大畑勝人/パークドーム熊本 安藤欽也

・巨大な空間を支える単層ラチスドーム 江尻憲泰/ナゴヤドーム 曽我裕

・海に浮かぶガラスドーム 水谷太朗/なにわの海の時空館 小栗新

・重さ15000tの動く巨大建築 満田衛資/さいたまスーパーアリーナ 小堀徹+細澤治

・免震支承の上に浮遊するテンセグリック・トラスドーム 与那嶺仁志

 /山口きらら博記念公園多目的ドーム 人見泰義

・「一本吊り工法」で宙を舞う大キャンティレバー 小西泰孝/静岡スタジアム「エコバ」 金田勝徳

・正方形底面から浮かび上がる等張力曲面をもつドーム 奥野親正/しもきた克雪ドーム 細澤治

第3章 透明・薄い建築

・透明建築の先駆けとなるガラスの箱 枡田洋子/葛西臨海公園展望広場レストハウス 新谷眞人

・厚肉床壁構造が創み出す自由空間 大畑勝人/常盤台の住まい 今川憲英

・現代版五重塔建築 森部康司/メゾンエルメス 金田充弘

・光と素材のポテンシャルを織りなす 名和由美/ブルージュ・パビリオン 新谷眞人

・透明な建築に対する構造表現の追及 早稲倉章悟/ミュージアムコーン 仁藤喜徳

・つながっていく薄板構造システム 横山太郎/ツダ・ジュウイカ 佐藤淳

・スチール格子が隠されたガラスブロック構造の住宅 佐々木直幸/クリスタル・ブリック 佐藤淳

・スーパーフラットな構造が生み出す3次元のワンルーム空間 熊野豪人/梅林の家 佐々木睦朗

第4章 木質構造

・豊かな木の空間を創出する有機的なハイブリッド構造 山田憲明/海の博物館・展示棟 渡辺邦夫

・挑戦し続ける設計チームの強さ 山脇克彦/出雲ドーム 播繁

・さまざまな空間を支える自由な構造システムたち 横山太郎/愛媛県歴史文化博物館 陶器浩一

・建築を統合する斬新な吊り構造 山田憲明/長野市オリンピック記念アリーナ エムウェーブ 播繁

・雪国に浮かぶ世界最大級の木造ドーム 貞許美和/大館樹海ドーム 小塚裕一

・ハイブリッドが生み出す構造デザイン 宮田雄二郎/倫理研究所 富士高原研修所 岡村仁

・伝統構法を活かした新しい木造建築の技術と表現 多田脩二/岐阜県立森林文化アカデミー 稲山正弘

・対話によって生まれた「ポスト新木造」 南公人/ハローウッズクラブハウス 磐田正晴

・チームとしての建築構造 江尻憲泰/中国木材名古屋事業所 多田脩二

・室戸の潮風が生み出した「イスカンダル」構法 南公人/ウトコリミテッド室戸工場 稲山正弘

・地場産材で実現された巨大木造建築 宮田雄二郎/愛媛県武道館 樋口聡

・地元産無垢スギ材で大スパントラス架構を実現したメインアリーナ 笹谷真通

 /所沢市民体育館 依田定和

・湖畔に拡がる樹状空間 森部康司/旧レストラン アーティチョーク 山田憲明

第5章 形態の多様化と複雑化

・対称軸をもたないねじれ三角筒状/水戸芸術館展望塔 西伸介

・光り輝く風のような構造 萬田隆/八代市立博物館・未来の森ミュージアム 久田基治

・個別性の追求による近代建築への抵抗 多田脩二/リアス・アーク美術館 梅沢良三

・日々地盤沈下する全長1.6kmの現場 佐藤淳/関西国際空港旅客ターミナルビル 多賀謙蔵

・20世紀の遺産となるガラスと鉄のストラクチャー 与那嶺仁志/東京国際フォーラム 渡辺邦夫

・構造計画の規矩 寺戸巽海/潟博物館 金箱温春

・建築の生命力を感じさせてくれる構造美 大畑勝人/せんだいメディアテーク 佐々木睦朗

・何でもできてしまう時代の予兆となる建築 枡田洋子/横浜大さん橋国際旅客ターミナル 渡辺邦夫

・部材プロポーション重視を実現した格子構造 佐藤淳/プラダ 青山店 中井政義

・クラフトマンシップが支えるグラフィカルな樹状構造 山田憲明

 /TOD'S表参道ビル 新谷眞人

・開閉する3次元曲面の鋼板シェル 佐藤淳/リゾナーレ ガーデンチャペルZONA 木内達夫

・構造形態創生法による構造デザイン 早稲倉章悟/芥川プロジェクト 大森博司

・新しい建築表現を切り開く共同作業のかたち 南公人/MIKIMOTO Ginza2 早部安弘

・現代技術により新しい生命を吹き込まれた自由曲面シェル/瞑想の森 市営斎場 佐々木睦朗

・「連結」が生む新しい構造システム 与那嶺仁志/洗足の連結住棟 金田勝徳

第6章 高層建築

・意匠性をもった高層システム 江尻憲泰/センチュリータワー 菊池正彦

・超高層ビルの生みの親による最後の超高層ビル 吉原正/東京都庁舎 安達守弘

・歴史を刻んだ超高層建築 萬田隆/横浜ランドマークタワー 山崎真司

・周辺環境への配慮から生まれた建築形態 多田脩二

 /旧日本長期信用銀行本店ビル 北村春幸+原田公明

・世界初の連結超高層 佐々木直幸/梅田スカイビル 佐々木睦朗

・外観を決定づける構造システム 枡田洋子/キーエンス本社・研究所 陶器浩一

・さまざまな要求を実現した超高層初の中間層免震構造 吉原正

 /汐留住友ビル 常木康弘

・水都大阪の歴史と現代を結ぶ建築 萬田隆/大阪弁護士会館 徳田幸弘

第7章 素材の多様化

・景観と調和した一枚岩の歩道橋 佐々木直幸/イナコスの橋 川口衛

・新しい構造材料:紙 腰原幹雄/紙の教会 手塚升

・構造を消す構造家、それを見せる建築家 横山太郎/埼玉県立大学 金田勝徳

・意匠・構造材の境界をなくした住宅 柳原雅直/桜上水K邸 新谷眞人

・海峡に臨むPCaPC造の大屋根架構 木村柾也/下関市地方卸売市場唐戸市場 長谷川一美

・豊かな創造的想像力による狭小住宅 多田脩二/積層の家 陶器浩一

・構造部材を「本気で」魅せる発想と工夫 山脇克彦

 /公立はこだて未来大学 本部棟/研究棟 佐藤淳

・「華麗でタフ」な耐震改修 中村伸/東京工業大学緑が丘1号館レトロフィット 竹内徹

・座談会 構造デザインと社会背景の関係をめぐって

 金田勝徳+金箱温春+大畑勝人+佐藤淳+多田脩二+水谷太朗+山脇克彦+与那嶺仁志

・掲載作品マップ

著者:JSCA構造デザインの歩み編集WG

出版社:建築技術

サイズ:B5

ページ数:191

発行年:2010.09