曳家・家起こしの技術
今では限られた人の伝承技術になってしまった、建物を新たな場所に移し生き返らせる「曳家」という技術。本書では古い建物を再生できるこの技術を多くの場所で応用してきた著者が、歴史から実施例、修復に至るまで曳家の技術を解説する。
■目次
・第I章 重いものを動かす
石を動かす/山車を回す/家を動かす
重いものを曳く職業/現代の家曳き
曳家の概要
・第II章 曳家の実施例
昔の重量鳶による曳家/鳶と近代技術の融合
名古屋市の戦災復興事業/宿舎に居住しながら移動
建物保存のための曳家I/新幹線建設に伴う曳家
都市再開発による移動/平屋建を2階建に改築
建物保存のための曳家II
・第III章 家起こし
家起こしの技術/家起こしによる民家修復方法
家起こしの実施例/伝統的な安全性の維持の技術
重量建築物のレベル修復技術
著者:岡部則之、才上政則、宮崎貴重
出版社:建築技術
サイズ:B5
ページ数:112
発行年:2013.10
