見えない建築 地下防水の見える話
本書は主に建築関係者を対象に、地下利用が一般化した昨今において地下防水の重要性を喚起し、しっかりとした地下防水とするための技術についてまとめたもの。一方で、地下の漏水は専門家だけでなく直接被害をこうむる市民自身へ向けて平易な説明がされている。
■目次
1章 地下を使おう
地下構造物の作られる手順
地下で発生する不具合
2章 地下にも水がある
最近の地下水の状態
海岸近くの地下水の水質
3章 コンクリートは水を通すのか
コンクリートの性質について
施工上やむを得ない漏水箇所
4章 防水層がないとどうなるのか
漏水の処理方法
水が浸透することによる躯体の劣化
5章 地下工事のやり方
根切り山留め工法の種類と特徴
特殊な地下工法
6章 地下躯体防水の基本
現在使われている地下防水構法
後やり外防水/先やり防水
7章 地下防水の設計
地下防水の基本的な考え方
防水確実性から見た防水工法の位置づけ
8章 現在使われている地下防水構法
外防水構法/内防水構法
著者:岡本肇、田中享二
出版社:建築技術
サイズ:A5
ページ数:129
発行年:2014.12
